"さかな"。
これ、何と読みますか?
・・・
「さかな」と読みますよね。
簡単です。
こういう文字を読む力の土台になるのが、聞いた言葉の音に意識を向ける力です。
具体的には、
・「さかな」は、「さ」「か」「な」という3つの音でできています。
・「さかな」の最初の音は「さ」、最後が「な」、真ん中が「か」です。
などの力です。
そして、「さ」という音には"さ"、「か」という音には"か"、「な」という音には"な"という文字が当てはまるということがわかるようになります。
つまり、ある音には、ある文字が結び付くということがわかるようになります。
ある音とある文字が結び付くことがわかるようになるからこそ、文字が読めるようになります。
裏を返せば、ある音にはある文字が結び付くことがわからないと文字をうまく読めません。
音と文字を結び付けられるようにするためには、聞いた言葉を一つひとつの音に分けられないといけません。一つひとつの音に分ける力こそが音韻意識という言葉の音に意識を向ける力です。