わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

音韻意識と文字②

以前の記事の続きです。


文字が読めるようになるためには、音韻意識という言葉の音について考えたり、扱ったりする力が大事になると言いました。

以前の記事では音韻分解について触れました。

今回は音韻"抽出"について話したいと思います。


音韻抽出というのは、聞いた言葉(単語)の中から特定の音を取り出すことです。

どういうことかと言いますと、例えば「くるま」という言葉の最初の音は何ですか?と問われたとします。

みなさん答えはわかりますね?

答えは「く」です。

続いて、「くるま」という言葉の最後の音は何ですか?

答えは「ま」です。


このように、聞いた単語の中から特定の音を取り出すことを音韻抽出といいます。


この"音韻抽出"も文字を読むために大事な(絶対ではないですが)力となります。


ちなみに音韻分解と音韻抽出ができるようになると、しりとり遊びができるようになります。

しりとりは、聞いた単語の最後の音から、次の言葉を考えますよね。

しりとり→りす→すいか→かめら→・・・

しりとりは、聞いた単語を一つひとつの音に分解(音韻分解)して、最後の音を取り出して(音韻抽出)、取り出した音から始まる言葉を考えて言います。

しりとりは一見単純な遊びですが、頭の中では複雑な処理がされているんですよね。

もちろん、取り出した音から始まる言葉を考えないといけないので、音韻の力だけでなく、語彙の力も必要となります。


では、その音韻抽出が文字の読むこととどのように関係しているのか。

その点について、また次回以降で説明します。