私の職場でも異動者、退職者の発表が既になされており、絶賛送別会シーズン、飲み会の嵐だ。
と言っても、社会性のかけらもない私にとってみれば送別会などのお別れイベントはあまり関係のないことで、せいぜい消え物の菓子を用意するくらいである。
しかし、そんな私のことを誘ってくださる奇特な方がいらっしゃり、その飲み会には緊張するものの一応参加した。会自体が少人数で焼肉屋や後輩宅で開催された。
緊張感は高くはないものの、やはり人と数時間でも一緒に会話をするのはメンタルが荒れる。
適宜会話に頷き、適宜会話から離れるために注文係になり、注文の途中で急な会話のキラーパスが飛んでくるのを何とか受け取ろうとするが見事に失敗し、運ばれる料理をひたすら口に運ぶ。
これら一連の流れを繰り返しているとお別れ会がお開きになり、解散、私の心に平穏が訪れる。
飲み会は疲れるが、職場の人間関係の話や噂の真相を聞けるのは面白い。人と関わるのが苦手で飲み会が負担と感じ、「人」というものから距離を取りたいくせに、人の「スキャンダル的な何か」にはどうも耳が大きくなる性分である。
話は変わり、自分も異動したかった。というか、どこか遠くへ行きたかった。
私は同じ人間関係が1〜2年が限界なのだとこの歳になって初めてわかった。
異動か転職か。とりあえず転職活動は引き続きやっていく所存である。
