新しい仕事がやってくると、それにわくわくするタイプか、とくに何も思わず淡々とやるタイプか、不安だけどさらっとこなすタイプか、不安で不安で仕方がなくなるタイプか、それら以外かにおよそ大別されるだろう。
では私はどうなのか。私は「それら以外」だ。不安で死にたくなって、暴れて、職場や家庭に居づらくなって辞めていくタイプだ。
ひとつ仕事が終わってほっとしたと思いきや、また別の仕事がやってくる。私は新しいこと、慣れないこと、人と関わること、人とやりとりしながら物事を進めていくことが大の苦手で、今の仕事は吐き気とめまいで一日が終わる。
じゃあなんでそんな仕事に就いたんだよ？というツッコミが当然押し寄せてくるだろうが、答えは簡単だ。自己認識が全くできていないからだ。加えて将来のことを特に深く考えもせず、その場のその瞬間の心の持ちようや雰囲気といった漠然とした感覚で決めてきたからだ。
そう、全ては自業自得なのである。私がろくに勉強もせず、努力もほとんどが中途半端で終わり、でもプライドだけは一丁前だから人から何か言われるとものすごく腹が立って周りの物や人に当たり散らす。本当にどうしようもない。
自分に奨学金の返済やその他のローンがなければとっくのとうに仕事をやめてどこか遠くへ行っているに違いない。
もうなんか全てを終わらせたい。何もかも投げ出して、誰もいない、誰も知らない場所へと行きたい。
なんでこんな人生にしてしまったのだろうか。10代20代の頃は今のこんな自分をわずかでも想像などしていなかった。
苦しい、つらい。夜が明けるのがこわい。誰か助けてくれ。もう限界。どっかへ行きたい。
