わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

たくさん失敗をして、たくさん恥をかいて、気が付けば社会人になって11年が経った。

こんな僕でもね、どうにかこうにか生き続けることができました。おまけに働き続けることもできました。僕にしては大したもんです。

 

社会人になってから今に至るまで、一番大変だと感じていることが暗黙の了解です。世の中には暗黙の了解があるようです。しかし、僕はなかなか暗黙を了解することができず、周囲の方々には大変ご迷惑をおかけしました。職場の先輩に「普通はそうなんじゃない?」と言われても僕はその普通を想像するのに大いに時間がかかりました。新人は終業後に部屋の掃除があったのですが、そのことを知らずに入社初日に早々と家に帰ってしまいました。その後も色々と空気が読めず、学習にも時間がかかり、仕事が少ないくせに残業ばかりしていました。

 

また、見通しをもって仕事をすることも苦手です。今は以前と比べて事前に準備をして仕事に取り掛かれることが増えたかと思います。ですが、社会人になりたての頃は、とにかくドタバタしてしまい、後手後手に回していました。それに自分が何にどう困っているかをうまく言語化できず、周りの方に相談することも思い付かず、一人でよくのたうち回っていました。こんな簡単なことさえ僕はできなかったんです。

 

そんな僕にも周囲の先輩・後輩、上司のみなさんには優しく接していただき、自分も年齢を重ねたらそんなふうになりたいと思うようになりました。と言っても、自分で自分を支えるのに精一杯なのは昔も今も変わらないので、とにかく自分のできることを頑張ってやろうと思いながら仕事を続けてきて、今に至る次第です。

 

失敗も恥も色々と繰り返してきました。一般的には同じミスを繰り返さないのでしょうが、僕は同じミスを度々繰り返します。形を変えて結果として同じミスをするということもざらです。なので、社会人途中から、ノートにこうすればよかったことなどを書くようにしました。長くは続きませんでしたが、書いて振り返る、書いて気持ちを整理するというやり方があることを学びました。失敗や恥をかいたことを思い出すと赤面し、「ぎやあああくああああああ」と叫んでしまいます。どうしようもないですがこれが自分なんです。

 

そんなこんなでなんとかかんとか働き続けることができました。新人の頃と比べるとできることも増えました。同期の方と比べると、能力はどうしても劣ります。ですが、過去の自分と今の自分とではやっぱり今の自分の方が仕事はできています。人よりも時間はかかりますが、続けたことで得られた知識や技術があります。

 

他の人が大空を飛んでいるとしたら、自分は地面すれすれを低空飛行し、時には地面とぶつかりながら、飛行を続けている感じですかね。

 

僕のように大空を飛べなくても、すっ転びながら低空飛行を続けるのもいいかもしれません。大事なのは落ちてもまた飛べることです。何かを地道に続けていれば、他の人より劣っていたとしても、自分にとってはかけがえのない知恵と技術が身に付きます。それらは生きづらい自分をどこかで助けてくれるはずです。

 

落ちてもまた飛べるくらいのエネルギーを維持するためには適度に有給休暇を使いましょう。人間、無理をしても続きませんから。

 

飛んでは落ちて、そしてまた飛び立つ。その繰り返しの11年でした。できないことが多いのはどうかと思いますが、焦らず1個ずつできることを増やしていきたいです。