わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

生きづらさを感じるわたしへ(中二病への処方箋)

わたしは中二病という病を患っています。これがなかなか治らないのです。いや、治らないというのは正しくないですね、はい。治す気がないのでしょう。

 

 

・そもそも中二病とは?

ja.wikipedia.org

 

中二病に関する基本的なことは、世界最高峰の学術的権威を誇る ウィキペディアをご参考にしていただけると良いと思いますが、ここではわたしなりの「中二病とはなんぞや」ということを一言で表したいと思います。

 

中二病とは、自分のことを本田圭佑だと思っていることです。

 

 本田圭佑さんを知っていますか?日本が世界に誇るあのサッカー選手です。本田さんの言葉は実に中二病です。このニュアンスわかりますか?「リトル本田」とか「伸びしろ」とか、いかにも中二病のそれで。ですが、本田さんは言葉で終わらせず、実際の行動で示し、世界を本気で変えようとしています。これは本当に凄いことです。口だけの人が大半の中、本田さんは有言実行を繰り返しています。サッカーに限らず、教育、テクノロジーなど、様々な方面にアプローチし続けています。

中二病の本質は、

自分が世界のヒーローであるという誤認識なのです。「世界を救えるのは俺しかいない」とか、「人類の未来は俺の肩にかかっている」などの誇大妄想を本気も本気、大本気で真剣に超真顔で思っていることなんです。それが中二病です。

 

 中二病について少しはおわかりいただけたでしょうか?なので、実際に行動に移している本田さんは中二病ではありません。ですが、本田さんにはいつか日本中二病協会の特別顧問になっていただけることを願っています。腰の重たい中二病たちのお尻をペシペシぶっ叩いてください。

 

中二病の症状

中二病の主症状はいくつかあります。

 

・自分がヒーローであることを「自覚」している(世界の中心は俺だと自覚している場合でもよし。

・「どうせ俺なんて・・・」と言いながら、自分への期待を全く捨てていない(これは実にすばらしいことでもある)。

・常に情熱大陸のカメラが回っている。と思っている(情熱大陸でなくても、プロフェッショナル仕事の流儀でも、アナザースカイでもよし)。

・「プロフェッショナルとは?」という問いに対する答えを既に準備している(情熱大陸のエンディングテーマをバックに何を語るか考えているというのでもよし)。

ジャック・バウアーに憧れている(イーサン・ハントでも、久利生公平でも、半沢直樹でも鳩村周五郎でもよし)。

 

上記に1つでも当てはまったら、あなたはもれなく中二病です。おめでとうございます。こちらの世界にようこそ。

 

中二病発症のきっかけ

これはわたしの体験談に基づくため科学的根拠に欠けることをはじめにお詫びいたします。わたしの発症のきっかけは、ドラマHEROを観た時ですかね。率直に「俺は久利生公平だ」と思いましたね。おかしいですよね。久利生公平に「なりたい」ではなく、「だ」ですもんね。この時点で十分やばいわけですよ。これはですね、あることを意味しているのだと考察します。それは、中二病というのは生まれ持ったものであるということです。だって、普通はキムタクに憧れたり、検事になりたいとまでは思っても、「自分は久利生公平なんだ」とは思わないですよね。それに、大人のみなさんは中二の時期を通過するとき、一時的に中二病の症状を呈することがあるかもしれませんが、大抵の人はその症状がスッと消えていくんですよね。しかし、元々中二病の体質がある人間は、中二の時期を一生引きずって生きていくんです。それに、本当の中二病の人は、その症状がもっと小さい頃から出ていたのではないかと思っています。ただし、これには縦断的な調査が必要ですので今後明らかにしていきたいテーマですね。

 

中二病への処方箋(中二病のわたしへ捧ぐ)

最後にわたしを含めた中二病患者様への処方箋を捧げます。率直に申しますと、中二病は治りません。中二病はあなた(わたし)の体質であり、本質です。今までも、またこれからも久利生公平であり続けるのです。ジャック・バウアーとして生き続けるのです。なので、中二病であることを認めることこそが処方箋となるのです。自己認知と言い換えてもいいのかもしれません。ただし、「俺なんてどうせ・・・」とシャッターを下ろしてしまわずに、わたしができることをやり続けるのです。

本田さんは、かつて公の場で「清々しい(すがすがしい)」を「きよきよしい」と誤って言ったことがあります。ですが、その後ちゃんと間違っていたと言われました。これは凄いことです。間違ったら謝ればいい、口では簡単ですが大人になるとそれがなかなかできないものです。中二病の自分は、そんな状況になったら恥ずかしくて仕方がなくてシャッターを下ろしてしまうと思います。でも本田さんは違いました。さすがです。間違えたら謝ればいいことをわたしたちに伝えてくれた気がします。

今回の記事のタイトルを「生きづらい」としたのがこのためです。中二病であるわたしは、自身のことを「間違えを一切起こさない完全無欠のヒーロー」であると認識しているのです。だからこそ苦しい。生きづらいのです。久利生公平も、ジャック・バウアーも、半沢直樹も、モデルとなった人物は居たにしても、所詮は空想上のキャラクターなのです。自分はそんな空想上のキャラクターに本気でなりたいと思ってしまっています。ですが、そのキャラクターにはどう足掻いてもなれないのです。なぜなら空想上のキャラクターですから。完全無欠なんて無理です。わかっているんです。でもなりたい。理想と現実のギャップに一人苦しむのが中二病なんです。

これまで挙げた空想上のキャラクターと本田さんには、決定的な違いがあります。それは本田さんは実在しているということです。もちろんわたしは本田さんみたいになれません。ですが、自分なりに真っ当に一生懸命生きられたら、それが一番いいのかなと思います。ヒーローとして名を残せなくても、生きているだけでもう十分すぎると思えたら、自身で嵌めた足枷を少しずつ外していけるのかもしれません。これからはこんな自分でもオッケーと肯定していきたいですね。

 

「自分はこのままがいい」。そう思える中二病でありたいです。