自分は診断こそ受けていないが、9割9分自閉スペクトラム症で違いない。
この本を読んでいて「うんうん」「そうだよなぁ」と共感したり、「そうなんだ」と自分が知らなかったことに気付いたりした。自分の体験に引き寄せては「あぁ」と部屋で唸ってみたことも。
自閉スペクトラム症は診断名。あくまで診断名である。自分は診断をつけることはよくないと思っていない。むしろ、うやむやにするほうがよろしくないのではないかと思っている。
この本を読んで大事だと思ったのは、その人が自閉スペクトラム症であるかどうかの前に、一人の人間であるということ。
その人は何が好きで、何が嫌いか、その“人”を想像できているだろうか。
生きていく中で、想像するということを大切にしよう。