臨床をしていて思うのが、子どもの中に「楽しい」「もっとやってみたい」という気持ちが芽生えるような関わりをしたいということ。
今まではいかにプログラム通りに進め、いかにプログラムに乗せるかだけを考え、「楽しい」なんてことは二の次で、邪道とも思っていた。
でも、子どもは一つも楽しそうじゃない。
これでいいのか。
ずっとずっともやもやしていた。
最近は体操をしたり、新聞紙をちぎったり、お絵描きをしたり、その子が好きな絵本をひたすら読んだりと、その子が何に興味があるのかを観察しながらやるようになった。
「その子に合わせて」なんてそんな当たり前のこと今さら何を言っているのかという感じだが、センスのない自分はその大切さに今さらながら気付いたのだ。
安心できる場、安心できる人、興味のある遊びがあるからこそ、子どもは遊びやその人に食いつく。
「楽しい」「もっとやりたい」って思えるようになる。
適切に評価するのは大事。
その中で、その子は何が好きなのか、どんなことが苦手でどんなことが得意なのかと見極められることが次に繋がる唯一の道。
地道だが、それが王道で近道でもある。
私ももっと楽しめ。