わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

相手が応えてくれるからこそ伝えたい気持ちが芽生えるのではないか

自戒を込めて。

 

子どもは様々な手段を用いて、自分の思いを伝えようとします。それは発語に限ったことではなく、身振り、視線、表情、仕草、何か物を持つなど、実に多彩です。子どもが伝えたい思いをどれだけ汲みとれるかがとても大切な気がします。

 

目の前の子どもに対してまずすることは、十分な観察です。真っ先に言葉のシャワーを浴びせるよりも、その子はどんなことを考えているのかな、何が好きなのかな、楽しいね、嫌だったね、とその子の思いに寄り添うことです。寄り添おうとするためには、その子を丁寧に観察しなければ、その子が何に興味関心を寄せているか、今どんなことを思い、感じているかを十分に汲みとれないですよね。なので、一番目はやはり十分な観察が大切であると考えます。

 

その次は、子どもの思いを代弁することです。子どもは言葉(音声)のみでは自分の思いを十分に伝えられません。自分と他者の間でお互いの思いを伝え合い、受けとめ合う中で、伝えるための様々な手段を身につけていきます。そして、子どもはまず大人とのふれあいを通して、自分の気持ちを受けとめてもらう心地よさを感じます。ぼくのこと、わたしのことをわかってくれたというのを言語化はできなくとも感覚的に得ていくでしょう。自分の思いを大人に受けとめてもらえてうれしいし、心地よいので、また自分の思いを伝えようとするんですよね。大人が「しーしーでたね」「おなかすいたね」「おいしいね」「きもちいいね」とその子の思いを代弁して返すことで、また、その時の雰囲気や抱っこされている安心感などがベースとなって、子どもは信頼感をたよりに大人に何かを伝えようとするのではないかと考えます。

 

そして、最後に一番大切なことを書き忘れていたことに気付きました。観察も代弁も、その子との信頼関係なくしては成り立ちません。当たり前ですよね。その子が一緒にいて心地よいと感じることができれば安心感が生まれ、信頼関係を築くことにつながるでしょう。