わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

実物を見せながら伝える

○言葉かけだけでは理解が曖昧な場合、言葉と一緒に実物を見せる。

例えば、「パンツをかえよう」と声をかける時。

「パンツをかえよう」で理解して行動できる場合はそれでオッケー。
もし「パンツをかえよう」と言われても「何のことだろう・・・」と、その言葉の理解が曖昧な場合には、紙オムツ(もしくはパンツ)を子どもに見せるとよい。

○言葉の理解というのは、まずその場の状況(人、物)と合わせながら言葉というものを理解していく。
例えば、ご飯を食べる時に「マンマだよ」と伝えると思うが、その時の状況としては、テーブルにお皿やコップ、美味しそうな食べ物が並べられいて、そのにおいも漂ってくる。そして、イスに座って「いただきます」と言ってご飯を食べるという流れがある。

その流れにおいて、子どもの頭の中では、「マンマ」というのは「ご飯を食べること」なんだなぁと、「マンマ」という言葉とその時の状況(テーブルにご飯が並べられている、美味しそうなにおいが漂ってくるなど)が結びつき、「マンマ」の意味は、「ご飯」や「ご飯を食べること」と理解する。

なので、言葉とともに状況(ここで言うところの食器や食べ物をならべておくこと)を一緒に伝えることが、子どもの言葉の理解を助けるとともに、理解する力も育むのである。

食卓に食器やご飯を並べるなどの何気ない日常風景は、小さい子どもさんにとっては、言葉を理解するためにとても重要な手がかりとなっている。

○先ほどの話に戻るが、紙オムツを見せながら「パンツをかえよう」というのも、実物の紙オムツが子どもにとっては理解を助ける重要な手がかり(状況)となる。

○また、言葉かけというのは音声であるため、目には見えず、形も残らない。聞いても忘れてしまう場合もあれば、そもそも聞けていない、部分的に聞き逃していることもある。

○けれども、実物は目に見える、目の前から消えることもない。なので、子どもにとっては分かりやすい。
聞き逃しても、実物を見れば何となく「分かる」。