たとえば、「クルマ」って言葉が聞いたとします。
この「クルマ」って言葉に対して、人それぞれで色々とイメージをするかと思います。自分の車、家族の車、憧れの車、などなど。他にも、車が走っている場面を想像するかもしれませんね。
今挙げたイメージは、いわゆるその言葉が持つ意味なんですよね。クルマという言葉は「カッコいい」「乗る」「走る」「大きい」など、様々な意味を持っています。
ただ、ここで少し話を変えてみます。
「クルマ」という言葉はいくつの音でできていますか?
・・・
答えは「3つ」です。「ク」「ル」「マ」という3つの音でできていますよね。
では、もう一つ。
「クルマ」という言葉の最初の音は何でしょうか?
・・・
答えは「ク」ですね。
何が言いたいかというと、言葉には意味の側面だけでなく、音の側面もあるのです。
音の側面というのが、先ほど言った「クルマ」は3つの音でできているとか、最初の音は「ク」であるといった言葉の音に関することです。他にも逆から言うと「マルク」なども音の側面について理解しているから逆から言えるのです。
このように、言葉には意味の面からだけでなく、音の面からも考えることができるんですよね。
ちなみに、しりとり遊びはまさに言葉の音の面について考えられるからこそできる遊びなのです。単語の最後の音が何かを理解して、今度はその音が最初に来る単語を思い浮かべる過程は、音の面について考えていることでもあります。
子どもの頃に何気なくやっていた遊びは、実はかなり頭を使った遊びなんですよね。