そもそも、文字というのは、話し言葉を一つひとつの音に分解したものである。
(一つひとつの音を一つひとつの文字で表している)
「くるま」という話し言葉をひらがなで表すと、"くるま"となる。
「く」→"く"
「る」→"る"
「ま」→"ま"
と、話し言葉を一つひとつの音に分解し、それらに、一つひとつの記号(文字)を当てはめている。
なので、
話し言葉を一つひとつの音に分解できるからこそ文字を読めるようになる。
分解するためには、話し言葉の音について考える力が必要となる。
なので、音について考える力(音韻意識)が、読み書きの土台となるのである。