人間だれしも苦手なものがいくつかあります。私もそうです。
その中の一つが口頭で何かを表現することです。「えっと、、、」と言葉に詰まり、その次が出てきにくいです。質問なんかされるものなら頭の中は真っ白になります。
そんな自分でもスムーズに話せる時があります。それは、好きなものを語る時です。
自分の好きなものをただただ語ることは、人に説明したり、質問に答えたりするよりは易しいものだと考えます。
それに、私の場合は口頭よりも書いて語る方がよりやりやすいと感じています。書き言葉はその都度修正をしたり、あとで見直しができるからです。話しながら整理ができればいいですが、私は何かをしながら別の何かをするのが苦手なので、書いて伝える表現手段は自分に合っているのかなと。
また、自分が学生時代にサッカーをしていた時に、顧問から唯一ほめられたのがサッカーノートです。プレーは下手だったので全くダメダメですが、ノートについては視覚的良いコメントをもらえました。もちろん、他の人のサッカーノートと比べると厳しい評価になると思いますが、自分にとっては数少ないほめられたことなのです。また、塾の小論文対策のときにも、内容をほめられました。繰り返しますが、これはあくまで他者との比較ではなく自分の人生でほめられたことですよ(笑)。
人からほめられたことは、おそらく自分の中の得意なものであるのではないかと考えます。「口頭で伝えるのは苦手だけれど、書いて伝えるのなら自分にもできるかもしれない」と自己を肯定する材料にもなり得る可能性があります。
口頭で伝えるのが苦手な自分は、おそらくですが生涯その苦手さと付き合っていくと思います。これはあくまで私の考えですが、基本的にその人の苦手さというものはその人の中での得意分野にはなりにくいです。
反対に、自分の中での得意なものとも一生付き合っていけます。大事なのは自分の得意を他者と比較しないということ。あなたがほめられたことや、あなたの中で比較的容易くできてしまうものがあるならそれはあなたにとっての得意なものなのです。
苦手なものをそれなりにできるものにする努力も必要だと思います。ただ、それだけに時間を目一杯使うのはどうかとも思います。苦手分野もやりつつ、時間のメインを得意分野に使っていきたいですね。また、苦手さを補う工夫ができるとなお良いですね。自分はその工夫が上手くなりたいです。