わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

単語の親密度とは 文字を読む力の発達との関係

単語親密度とはその単語がどの程度なじみ深く感じられるかを示す指標です。詳しくはNTTコミュニケーション科学研究所のホームページやNTTデータベースシリーズのホームページに詳しく書かれています。

なじみ深い単語ほど、その単語を見たり聴いたりした時に、それが単語か単語でないかを認識するのが速いということでした。

 

 

ここからは自分の知識で書きます↓

 

これはひらがなを読む力の発達過程に大いに関係してきます。

子どもの文字を読む力の発達ですが、はじめはひらがなの単語を一文字ずつ拾うように読んでいきます。ひらがな一文字一文字に合った読み方(音)を頭の中から取り出し、声に出します(音読します)。

それが徐々に単語ごとに読めるようになります。ひらがなの単語を一文字ずつ拾うのではなく、単語をまとまりとして見て、その単語に合った読み方(音)を頭の中から取り出し、声に出します(音読します)。その単語についてですが、子どもにとってよく見慣れているいわば親密度の高い単語の方が読みやすいと言われています(その単語を見て、読み方がパッと出てくるほど速く読めます。その単語を見てもパッと読み方が浮かばないと文字を一文字ずつ拾って読もうとします)。

また、見慣れているだけでなく、そのひらがな単語を見て、そのイメージや意味がパッと思い浮かぶと、よりスムーズに読めるようになります(イメージのしやすさを表す指標として心像性というものがあります)。

イメージのしやすさについてですが、例えば、みかんについてイメージしてもらうと、オレンジ色で、丸くて、甘酸っぱくて・・・と何らかのイメージがパッと思い浮かぶと思います。イメージがパッと浮かびやすい単語は心像性が高いと言えます。

 

なので、よく見慣れていて、かつイメージが浮かびやすい単語が、読む力が発達途中にある子どもにとって読みやすい単語といえます。

 

子どもも大人も同じで、なじみ深い言葉の方が頭に入ってきやすいですよね。イメージが浮かびやすいと、音読だけでなくその先の読解もしやすくなります。