わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

読み書き

音韻意識とひらがな

単語の音への意識というやつですね。 音への意識というのは、言葉(単語)の音に注目し、その音について考えたり、音を扱ったりする力のことです。 例えば、「くるま」という単語を耳にして、「くるまと言う単語の音はいくつありますか?」と問われたら何と答…

単語を見ただけで、その読み方が自動的に浮かんでくる

読むことに習熟すると、単語を見ただけでその読み方がパッと浮かんでくるようになります。もちろん、見たことのない単語や習ってない文字単語(私で言えばロシア語の文字など)では、読み方が浮かんできませんが、見慣れた単語であれば、これは何て読むんだっ…

目の前の文字と頭の中の音が結びつくこと

下の文字を見てください。 あ これはひらがなの「あ」ですね。みなさんは当たり前のように「あ」と読んだと思いますが、ひらがなを読むためには、文字と頭の中にある音を結びつける力が重要であると思います。文字から音に変換するとも言えます。ひらがなを…

記号は音へ自動的に変換される

ただの感想です。ポエムです。気にしないでください。 世の中には様々な記号がありますよね。 ja.wikipedia.org ありとあらゆる知識がつまったウィキペディアもよければご参照ください。 文字を読むという行為は、文字を音に変換するとも言えると思います。 …

文字の羅列は単なる記号の羅列ではなく、何らかの意味を持つものである

子どもは大きくなると、ある時期から文字の羅列が単なる記号の羅列ではなく、何らかの意味を持つ記号の連なりであることがわかるようになります。 わかりにくいですよね。 文字は単なる記号ではなく、意味を伝える記号であることがわかるようになるというこ…

(再アップ)文字を読む過程(文字を読み始めたばかりの場合)

文字を声に出して読む過程について再度書きます。今回は、文字を読み始めたばかりの場合に焦点を当てています。これ、すごく大事です。読み始めたばかりの時期は、まだ文章をスムーズに読むことが難しいです。この時期は、文字を1文字ずつ読んでいきます。少…

文字を読む過程② 文字を読み始めたばかりの場合

前回に引き続き文字を読む過程について話します。今回は文字を読み始めたばかりの場合についてです。 文字を読めるようになったばかりの子どもさんは、①見た情報の中から文字を見つける(見た情報の中から文字を抽出する)と、②その文字を音(読み方)変える…

文字を読む過程①

音読という行為の最初の過程は、文字を文字として認識することです。当たり前ですが、文字を読むためにはそれが文字であると認識できなければなりません。世の中にはさまざまな記号があります。人間は生まれてから大きくなると、その記号には名前があり、何…

自動的に音が思い浮かぶ

人間は大きくなるにつれて、文字列を見ただけで、その文字列に対する音(読み方)が思い浮かぶようになります。自動的に音が浮かんできます。 上記の文章をスムーズに音読できるのは、文字単語に対する音が、特に考えることなく自動的にパッと思い浮かぶから…

ひらがな

ひらがなは、日本語の文字の一つです。音声をひとつひとつの音に分けて、それらひとつひとつの音にひらがなという文字を当てはめました。 文字ができたことで伝える手段が増えましたね。 ひらがなは、文字に対する読み方がほぼ一定です。“あ“という文字は、…

カタカナと漢字の関係

カタカナは漢字の一部からつくられたと言われています。例えば、“カ”は、加の左の部分が由来と考えられています。ひらがなもカタカナも万葉仮名が由来とされています。万葉仮名とは、漢字を音として使ったものです。いわゆる当て字です。 漢字は中国から伝え…

まずは正しく読めるようになること

子どもさんそれぞれの状況によりますが、ひらがなの読みにおいて曖昧さがあるのであれば、まずは正しく読めるようになることを優先した方がいいでしょう。確実に間違えずに読めるようになっているひらがなについては書く練習をしてもいいと思いますが、正し…

ひらがな自体は何も意味をもたない

漢字には、その字自体に意味が含まれていますが、ひらがなには意味が含まれていないんですよね。ひらがなは音を表す記号にすぎません。音を表す記号を組み合わせて単語をつくり、そこに意味が宿ります。人間はすごいですよね。文字を他の記号と分けて考えら…

ひらがなとその読み方には何の関係性もない

ひらがなの"あ"は、「あ」と読みますよね。何で「あ」と読むのかについては、理屈じゃないんです。丸覚えするしかないです。アルファベットも、文字とその読み方は理屈抜きで覚えるしかないです。文字を読むというのはなかなか難しいことをしているのです。

意味を知っている見慣れた単語

今回の記事は、文字を読む力が成長する過程についてです。 文字を読み始めの頃は、ひらがなを1文字ずつゆっくり読みます。また、読み誤りもよく見られます。それが、だんだんと1文字を正しく読めるようになり、もっともっと力が付くと、意味を知っている見慣…

ひらがなと音の粒

「くるま」という単語。音は何個ありますか? そうです。正解は3個ですよね。「く」「る」「ま」の3つの音でできています。3つに分けた音を、"音の粒"と呼ぶこともあります。なので、「くるま」は、音の粒が3つあることになります。 ひらがなは、言葉をひと…

アルファベットはひらがなと比べて読み方が不規則である

文字とその読み方がいつどんな時も同じである方が、読み方覚えやすいです。当たり前ですよね。読み方がいつも同じであることを規則的という言葉に置き換えると、ひらがなは規則的な読み方といえます。文字の読み方が規則的というのは、文字と音(読み方)の…

デコーディングとは

デコーディング(decoding)とは、文字を音に変換することです。本を音読または黙読した経験があると思いますが、音読も黙読もデコーディングをしていることになります。 音読は文字を声に出して読む。 黙読は文字を頭の中で声に出して読む。 両方とも文字を…

ひらがなは読み方が規則的である

ひらがなは読み方が規則的です。 例外で“ぼくは”の“は”、“あなたへ”の“へ”。 この場合、前者を「わ」、後者を「え」と読みますね。使われる文の中で読み方が変わるのがこの2つですが、他のひらがなは読み方が決まっていて、文の中で読み方が変わることはあり…

単語の親密度とは 文字を読む力の発達との関係

単語親密度とはその単語がどの程度なじみ深く感じられるかを示す指標です。詳しくはNTTコミュニケーション科学研究所のホームページやNTTデータベースシリーズのホームページに詳しく書かれています。 なじみ深い単語ほど、その単語を見たり聴いたりした時に…

表音文字とは

表音文字というのは、その文字(一文字)自体に意味はなく、音のみを表す文字のことを言います。 ひらがな、カタカナ、ローマ字が挙げられます。 例えば“た”というひらがな。この文字を見て何か意味が浮かびましたか?おそらく意味は浮かばず、「た」という音…

スムーズな音読を支える2つの要素 補足

一つ目の要素である、1文字を正しく読むことについてですが、ひらがな1文字を正確にかつスムーズに読めるようになることが、次の段階への足掛かりになります。 ちなみに、文字に合った読み方をする、つまり文字を音に変換することをデコーディングと言います…

スムーズな音読を支える2つの要素②

前回記事の続きです。 akarinfesta.hatenablog.com 前回記事では、1文字を正しく読めることが大切ですと言いました。当たり前の話ですが、ひらがな1文字を誤りなく読めることがお子さんにとっては大きな一歩になります。読むのが苦手なお子さんなら尚更です…

スムーズな音読を支える2つの要素①

スムーズな音読ができるようになるためには、主に①文字を正しく読めること②ある程度のスピード感を持って読めることの2点が必要です。 まずは①の文字を正しく読むことですが、これは、文字を見て、それに合った正しい読み方ができるかどうかです。“あ”という…

音読みと訓読み

漢字の読み方は、大きく2つに分けることができます。音読みと訓読みです。 音読みというのは、中国語で漢字を発音したものからできた読み方だそうです。訓読みは、その漢字の意味を日本語にしたものです。 音読みと訓読みは、読み方を覚えるときに混乱しやす…

文字への興味

今回は文字を読む力がどのように発達していくかについて話をします。 まず、子どもは文字を読む前に、文字に興味を示すような行動が見受けられるようになります。例えば文字に興味が出てくると、絵本を見る時に、まるで自分で読んでいるかのようにおしゃべり…

逐次読み

逐次読み(ちくじよみ)というのは、文字を1文字ずつ読むことです。文字を読み始めた頃の子どもは、ひらがなを一つずつ拾って読んでいると思います。我々大人は、文字を一つずつ拾って読まずに、単語ごとに区切って読んでいます。単語ごとに区切って読めるよう…

逐次読み

ひらがなを読み始めたばかりの頃、読み方は大人のようにすらすら読むことは難しいです。たとえば、よくある昔話の冒頭を読むときは、「む、、か、し、、、む、、か、、し、、あ、、る、、と、こ、、、ろ、、に」と、1文字ずつ読んでしまいます。ちなみに一文…

促音

促音とは、小さい「っ」のことです。「葉っぱ」「しっぽ」「ラッコ」などの言葉の中にある小さい「っ」のことを"促音"といいます。 この「っ(小さいつ)」、読みにくいし、書きにくいので、国語の授業などでつまずく場合があります。 と言うのも、日本語のひ…

文字が読めないわけではない。

ディスレクシアをもつ子がよく誤解されがちなのが、 “文字が全く読めない”ということ。 これは誤りです。 文字は読めます。 ただし、文字を読むのが極端に遅いのです。また、よく間違えて読みます。 なので、“全く文字が読めない”という誤った認識から入ると…