わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

意味を知っている見慣れた単語

今回の記事は、文字を読む力が成長する過程についてです。

文字を読み始めの頃は、ひらがなを1文字ずつゆっくり読みます。また、読み誤りもよく見られます。それが、だんだんと1文字を正しく読めるようになり、もっともっと力が付くと、意味を知っている見慣れた単語については、見ただけで、その単語の読み方(音)浮かんでくるようになります。

 

1文字ずつ読んでいたのが単語ごとで読めるようになるのです。単語ごとに読めるようになると、音読のスピードが速くなったなあと周りは感じることでしょう。

 

この「単語ごとに読む」という表現ですが、単語を読むというよりは「見る」なのです。文字を読み始めの頃は、ひらがなを1文字ずつゆっくり追って読んでいきます。

「む、、、か、、し、、、む、、か、、、し、、あ・・・」だったのが、「むかし、むかし、ある・・・」といった具合で1文字ずつ読むのが、単語ごとに読むようになります。

単語ごとに読んでいる時は、単語を1文字ずつ高速スピードで読んでいるから音読が速くなるのではなく、単語を見ただけで頭の中にその単語の読み方(音)がパッと浮かぶからなのです。

もちろん、はじめはよく見慣れた意味のわかる単語から読み方(音)が浮かんできます。

例えば、“さかな”という単語を見ると、頭の中で「おっ、これは知っているぞ。さかなだ。」「うみや川にいるな」などという思考が自動的になされるようになると言われています。

ただし、子どもさんにとってあまり見慣れてなかったり、そもそも聞き慣れていなかったりする単語であればそうはいきにくいです。例えば、初見で“タジキスタン”という単語はあまり馴染みがないと思います。なので、子どもさんの場合はこの“タジキスタン”という単語を見た時に、文字を1文字ずつ読むと思います。読むことにだいぶ慣れてきていれば、初見でもある程度パッと読み方(音)が浮かんでくるでしょう。