わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

適職と不適応

適職を探してはや数年。いまだに「これだっ!」というものに辿り着けていません。そもそも辿り着く先なんてあるのだろうかと疑問に思うことが増え、最近はそのもやもやが確信へと変わりつつあります。

 

「手に職を付ければ困らない」「場所を選ばなければ仕事は見つかる」、親にそう言われて、学費、生活費を捻出してもらい、今自分が持っている資格の養成校に通い、無事にその資格を得て、その資格をたよりにして働いている。

そして、周囲とうまくコミュニケーションが取れず、仕事の段取りに苦しみ、不適応を起こし、ライフとワークのバランスが歪になり、精神科に通って、診察を受け、服薬して、転職をして、単身赴任をして、今こうしてブログを書いている。

 

今自分が持っている資格の仕事が自分に全く合わないかと言ったら全く合わないわけではないと思っている。転職をしながら一応何とかかんとか続いているので100%合わないなとは思わない。今に至るこれまでの不適応の原因は、私自身が人の気持ちが察することがうまくできず人と関わることが大の苦手であることが主たるものだと考えている。何かあったときにどうしたらよいか、誰に聞いて、いつ聞いて、どんなふうに聞いてなどが全くわからない。だから本当に苦しい。こんなにコミュニケーションがうまくいかないのに、よくもまぁここまで社会人を続けてこれたと自分自身を盛大に褒めてやりたい。

 

転職後は、中途採用といえども「できないヤツ」ということがすぐに周囲に判明したので新入社員のような働き方をしている。「こいつ大丈夫か?」思われるのは自分の尊大なプライドを大いに傷つけるものだが、尊大なプライドに反して仕事は一丁前にできやしないので、自分の心情は結構複雑だ。でも、前職と違って現場の職員をまとめるなど、自分以外の人に目を向けないといけない仕事は確実に減った。これは本当によかった。この点については転職をしてよかったと思うところである。

 

一方、いくら周りにたくさん目を向けなくてもいい仕事だとしても、コミュニケーション場面はやはり存在するわけで、コミュニケーションをゼロにすることはできないんですよね。加えて、新しい環境に単身赴任という負荷がのしかかり、私のメンタルは砕け散りつつあります。単身赴任は自分で決めたことなので自己責任でしかないのですが、この選択はメンタルが正常でない自分にとっては明らかに合っていないものでした。

 

今の職場はコミュニケーション以外にも自分にとって困難というか生きづらいなと思うことがあって、その一つが利益を出すことなんですよね。まぁ会社員でいる以上、利益を出すことは避けては通れないのですが、それが自分にとってものすごくプレッシャーなんですよ。前職でも利益を求められることが当然あり、そのことも辛かったです。給料をもらうためとはわかってはいるつもりでも、何というか利益を出すために嘘をつかざるを得ない状況があるんですよね。それがとても辛かったです。今の職場もその色が強いのでやっぱり辛いのです。どうしたものでしょうね。

 

こうして自分の中に溜めていた色々なものを吐き出すかのように書いてきましたが、ではようやく今回の本題である私にとっての適職とはなんぞやということなのですが、今の私が考える適職は心穏やかに過ごせるような仕事です。大変なこともあるけれど、日常を穏やかに過ごせるくらいのそれほど苦じゃないもの、それが私にとっての適職だと思います。

思い返してみれば、はじめての転職先での最初の半年くらいは休日に運動をしたり、何か色々したりと仕事のことで思い悩むことは少なく、悩むと言えば仕事が回ってこないことでした。これは自分のプライドが大変傷つき、どうしてやろうかと考えていたものですが、それ以外では特に責任を負うこともなく、楽な気持ちで出勤できていました。でも、当時に自分はもっと仕事をくれと思っていたんですよね。今思えばその状況が気楽でよかったのですが、当時はまだまだ勘違い真っ盛りで「伸びたい!成長!」なんてことばっかり考えていました。

 

その後、仕事が徐々に増え、願ってもない現場の責任者にもなり、不適応を起こし、精神科通院し、やけくそで転職して、少し回復したものの未だに薬が手放せない状況には変わりないんですよね。

 

そういった過去の経緯を踏まえると、自分には「コミュニケーションをたくさん取ること」「利益を出すこと」「家族と離れて暮らすこと」を求められる職場は避けた方が無難な気がしますね。

でも、上に挙げたものを避けて働ける場所なんてあるんですかね。はやく穏やかに過ごせるように次の職場を見つけたいです。