スムーズな音読ができるようになるためには、主に①文字を正しく読めること②ある程度のスピード感を持って読めることの2点が必要です。
まずは①の文字を正しく読むことですが、これは、文字を見て、それに合った正しい読み方ができるかどうかです。“あ”という文字を「あ」と読む、“た”という文字を「た」と読むなどです。
一見簡単そうに思えますが、お子さんの中には、ひらがな1文字を正しく読むことに難しさを感じる場合があります。
ひらがなを正しく読めない場合には、まずは1文字ずつ丁寧に読み方を学んでいくことが大切です。例えばひらがなをうまく読めない小学生に、いきなり文章を読ませたり、ひらがなを書かせたりすると、文字に対する苦手な気持ちが強くなり、文字に親しむことからかえって遠ざかってしまう心配があります。
なので、ひらがなはまずは1文字ずつ丁寧に読み方を学んでいってもらう方がいいです。またひらがなの場合、文字と読み方がほとんど一致しているため、漢字や英語と比べると読み方を学びやすいと言われています。
文字を正しく読めるようになることは、当たり前ですが読み誤りが少なくなることにつながります。まずは1文字1文字を正しく読めることを大事にしたいです。