わたしには夢がある

自分なりに調べたこと、思っていることを書き記していきます。頑張ります。

単語は音に分解することができる

「くるま」という単語。これをひとつひとつの音に分解するとどうなるでしょうか。

 

「く」、「る」、「ま」といったふうに分解できますよね。

 

“くるま”というひらがなの単語があるとします。文字を読むことに十分に慣れていない子どもがこの単語を読む時には、「く」「る」「ま」と、文字をひとつずつ声に出して読むと思います。文字をひとつずつ声に出すという部分がミソです。

 

読むことに十分に慣れていない子どもは、“くるま”という単語を見ても、すぐにスムーズに「くるま」と読むことはまだ難しいです。なので、ひらがなを一文字ずつ声に出して読もうとします。一文字ずつ声に出すというのは、一文字ずつ音に変換すると言い換えることができます。“く”という文字を頭の中で「く」という音に変換し、変換した音を声に出しているわけです。

 

“くるま”という文字を読むためには、文字から音に変換する必要があります。そして、変換するためには、頭の中で単語をひとつひとつの音に分解しておく必要があります。というのも、”く“という文字には「く」という音が当てはまりますよね。”く“という文字に、「くるま」という単語のかたまりをそのまま当てはめることはできません。”く“という文字には「く」という音しか当てはまらないのです。”る“と”ま“も同じです。それぞれの文字に合った音がひとつずつ当てはまるのです。 それぞれの文字をそれぞれの音に変換するためには、単語という音のかたまりを頭の中でひとつひとつの音に分解しておくことが必要なのです。